40代にもなって、20代前半のイケメンYouTuberグループに、すっかりはまってしまった。まさか自分がこんなことになるとは。
中田敦彦さんの動画で紹介されていたのがきっかけ。イケメンだから興味がわいたのではない。紹介された時は敏腕で戦略家のリーダー兼社長のやまとさんの、著書に興味が沸いたからだ。
写真集が売れているのは知っていた。コムドット、という名前も知っていた。だけど、戦略的に視聴者を呼び込み、登録者を増やしていくやまとさんには、ただのプレイヤーというよりは経営者やら、プロデューサーに近いイメージになった。
中田敦彦さんの動画から興味をもち、コムドットを見始めると、今度はプレイヤーとしての魅力が溢れ、テンポよく笑いが散りばめられた動画にあふれていた。さらに厚い友情や母ドットという、身近な支えの存在、新世代YouTuberたちとの深い友情なんかに一気に心が揺さぶられた。
中田さんの動画では野心家で、戦略家で、一歩間違えると計算高そうに見えたリーダーやまとさんが、動画の中では仲間からの手紙に涙を流し、感謝を伝えたり赤ちゃんの機嫌をとって癒しをふりまいたり。女性とデートして見ている人をキュンさせたり。
自分の心が、こんなに忙しく動き回るのは久しぶりだ。笑ったり泣いたり、ハラハラしたり。キュンキュンしたり。しかも、コムドットの魅力はリーダーやまと君だけではない。
リーダーよりも女性人気のあるオシャレ番長ゆうた君、男気あふれる盛り上げ隊長ひゅうが君は年上女性人気No.1。さらに、ラッパーでダンスが得意、その他変わった特技を持つ心優しいあむぎり君。王子様系イケメン＆モデルのようなスタイル＆歌うま＆育ちがいいけど空気を読まない変人うらた君。
リーダーのカリスマ性だけでなく、ちゃんと他のメンバーにもスポットライトが当たり、それぞれにファンがついていて人気投票があり、それも大人気企画だったりする。
それが中学校の幼馴染5人のグループでやっていけているなんて！すごいことですよね。
さて、今回読んだ本についてですが、やまと君が出版した本としては2冊目の、アイドル2.0について書こうと思います。1冊目の聖域も読みましたが、アイドル2.0はビジネス本！と、やまと君が言うだけあって、かなり読み応えがある本です。聖域がYouTuberや、タレント本に近い感じがありましたが、この本はかなり内容が濃くて、普段からたくさん本を読んでいるやまとさんか、編集者に書かせたのではなく自分で納得するまで練って書き上げたんだな！と、思う本でした。
その一方、多少難しい言葉なんかも出てきますね。大人世代がよんでも、なかなか読みごたえがあります。
登録者数という数字にこだわって目標を掲げ、達成していくスタイル。2022年末は400万人の目標となり、登録者数の目標は今年いっぱいで終わりになります。
この本では、今までコムドットが登録者を増やしてきた方法を、段階的に知ることができます。試行錯誤をしながら、常に改善して結果をだしてきたコムドット。インプット、アウトプットの大切さや、セルフブランディングの方法論なども。
さらに、私の心に残ったのは「環境を選べ！」というところですかね。確かに、どんなに自分が努力しても会社自体が古い体質を重んじる会社なら、若い子たちの自由なアイディアは潰されるし、給料も上がりにくい。だったら、自分に合った環境に転職してから、さらに努力をする方がいいんだろう。
やまと君は、努力なしに環境を変えろと言うわけではない。力が発揮できるような場所を見つけたうえで、しっかり努力をすればいいと教えてくれています。
これって、自分に合わない環境の中でもがいているひとに、環境を変えてチャレンジするために、背中を押してあげる言葉だなと思いますね。新しい環境を探したり、作り出していく努力は環境を変えない時よりもずっと大変なものになるだろうけど。
投資家的には「自己投資」について教えてくれる本だったと思います。ちなみに我が県内の図書館でも読めます！コムレンジャーが蔵書にリクエストしたんでしょうか。
コムドットが年内400万人行かない可能性、これ一切なーい！！
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